【注意喚起】あなたの情報は、こうやって盗まれていた

訴訟関連

「情報収集してないと記載されていたのに」

「いつのまにか個人情報が取られている」

「ある日突然、自宅に訴状が届いた」

最近、怪しい掲示板などによる詐欺が社会問題化しています。

ネットリテラシーがある人であれば、

  • この掲示板は危ない。個人情報を抜き取っている
  • 企業の悪い噂を放置してる。きっと運営は黒い人達だ
  • この掲示板は恐らく書かせて口止め料請求するパターン

このような感じで、掲示板を見ると【裏でどんな悪いことをしているか】なんとなくわかります。

ただ、あまりネットに詳しくなかったり「つい感情的になって」書き込んでしまい、被害にあってしまう方が未だに多いことに驚かされます。

この記事では注意喚起として、悪質な掲示板の裏側とその実態について解説していきます。

一言が引き起こす多額の損害賠償訴訟で、何人もの人生が暗転しています。ネットの匿名性に隠れ、安全だと思われがちですが、その後悔は計り知れません。

一時の怒りが生む永遠の後悔

インターネット上での一時の怒りや不満は、思わぬ大きな後悔を生み出します。特に不満をオンラインで発散する行動は、多額の損害賠償や職を失うという重大な結果を招きます。

よくあるのは、企業の元従業員が退職後に匿名掲示板に不満を投稿するというパターン。この投稿は会社の評判を著しく損ね、競合他社に利用される形で拡散します。企業は法的措置を取り、綿密な調査の末、投稿者が元従業員であることを突き止め、数千万円の損害賠償を求める訴訟を起こします。元従業員は大きな法的責任に直面し、経済的にも社会的にも重大な打撃を受けます。

悪い書き込みは、自分で意図していなかったとしても、その書き込み自体が悪用されます。

ある企業のシステムに対して、「これは使えない、稼げない、詐欺だ!」掲示板にこのような悪評を書き込み。その後、ライバル会社がこれに目をつけて拡散することによって、売上が大幅下落。そして損害賠償を請求されるということです。

匿名でも安全ではない、オンラインでの発言の真実

多くの人々が匿名でのオンライン投稿を安全だと誤解していますが、実際には、匿名性が完全に保護されているわけではありません。インターネット上で「匿名」であっても、特定の技術的手段や法的手続きを通じて、投稿者の身元が露呈するケースは珍しくなく、これが個人に未曾有の法的および社会的なリスクをもたらします。

例えば、匿名掲示板で競合他社に対する誹謗中傷を行ったとして、その投稿が社会的な炎上を引き起こし、関連企業に対する信頼が損なわれる。企業は名誉毀損とみなし、訴訟を起こします。この際、掲示板の運営者は法的な圧力により利用者のIPアドレスを含む接続情報を開示せざるを得なくなります。その結果、本来匿名だと思われていた投稿者の身元が明らかになり、多額の損害賠償請求に直面します。

海外サーバーだから安全の【ウソ】

インターネット上の匿名性は、しばしば「海外サーバーを利用しているから安全」という誤解によって過信されがちです。しかし、これは大きな誤解であり、特に企業が名誉毀損や機密情報の漏洩などの問題で本気で対応した場合、海外サーバーであってもユーザーは特定されます。

なぜか進まない集団訴訟

悪評掲示板では、よく「集団訴訟しませんか?」という書き込みを見かけます。しかし、実際に訴訟に発展するケースはほぼみかけません。

それどころか、途中で書き込みがストップしているものがほとんどです。実は、これがとても危険なパターンなのです。

悪評掲示板の運営はそもそも、メリットがありません。こんなサイトに広告を出したら企業から嫌われます。では何で利益を上げているのか?その答えは【個人情報】です。

集団訴訟の書き込みがストップしている理由は大きく分けて2つあります。

  • 掲示板運営者のサクラ
  • 特定されて企業に訴えられた

掲示板運営者のサクラ

掲示板側がユーザーに企業の悪口を書かせて、それをネタに脅して金銭を取ろうとするパターンです。「集団訴訟しませんか?」と持ちかけて、企業やサービスに不満を持つユーザーに悪口を書かせます。その後、取得していないと記載があったはずの個人情報を実は取得していて、それを元に企業側にこのことをバラすと脅される流れです。

基本的に企業の内部情報などは掲示板などの第三者の目が触れるところに書いてはいけない契約が多いため、そういった契約があるサービスや企業の口コミを書かせることを狙ってきます。

最悪なのが、要求に応じたとしても何度も要求する可能性があるという点と、応じなかった場合はそのまま企業に情報を渡されるということです。

特定されて企業に訴えられた

企業が本気を出せば特定できます。そのため、訴えられて書き込みをしなくなり、そのまま以前の書き込みだけが残っているというパターンです。悪口を書き込むのと、掲示板側が書き込みを削除するのかは対象が別であり別問題です。なので、悪質な掲示板運営者の場合、書き込みが増えるようにわざと消さずに残す可能性もあります。

相手を間違えないこと

問題が起きた場合、話すべき相手はその企業です。SNSなどでは悪評が書かれた結果、企業が謝罪するのも見かけますが、悪評掲示板は本当に危険です。誰が運営しているのかわからない掲示板はそもそも、「見ない、書かない」は周知の事実です。

最後にもう一度書いておきますが、企業が本気を出したら特定は容易です。掲示板に書き込む際は、運営者やリスクを考慮することをオススメします。

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